top of page
ご挨拶
奥平 智之
日本栄養精神医学研究会 会長
医療法人 山口病院 副院長
日本栄養精神医学研究会
発足への想い
栄養医学的な治療に出会い、診療レベルは大きく上がりました。漢方治療や抗うつ薬などの薬物療法で、体調がすっきり改善せずに症状が長引いていた患者さんが、栄養医学的なアプローチにより、劇的に回復するという例を数多く経験しました。
栄養面からアプローチする精神医学を広めれば、より多くの患者さんを救うことができる。そのためには、精神科や心療内科の医師が中心となって、医療関係者やヘルスケア従事者をフォローしながら、継続的に栄養精神医学を学び続け、お互いに情報交換ができる組織を作る必要があると感じました。
日本栄養精神医学研究会は、栄養精神医学を取り入れた治療で、患者さんを救いたいという全国の精神科専門医が世話人となり、2016年に発足しました。学校や職場のメンタルヘルス対策においても、積極的に栄養精神医学の視点が取り入れられると、メンタル不調の予防に大きく寄与すると考えます。
精神科や心療内科のクリニックや病院を訪れる患者さんは年々増え続けています。メンタル不調による不登校、不眠症、発達障害、適応障害、遷延するうつ状態、パニック症、社交不安症、強迫症、月経前症候群、依存症、摂食障害、躁うつ病、統合失調症、そして認知症。
栄養精神医学を取り入れた医療が、日本全国、どの医療機関でも、ごく普通に受けられる世の中にすることが、私達のミッションです。
メンタル不調でつらい思いをする人や自殺者を一人でも減らすために、食事や栄養の大切さを広めていただければと思います。力を貸してください。一緒に頑張りましょう。
日本栄養精神医学研究会 会長
奥平智之
bottom of page